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仕事柄夏場が修羅場でクッタクタになって少しだけ、少しだけ仮眠を取ろうと横になったんだが…

夢の中で茶室に座ってた。

目の前で茶釜がクツクツと鳴っていて、非常に居心地が良い空間。

自分が夢の中にいることを理解しつつ、暢気に茶室の中でマッタリしていると、あの屈んで入る入り口から、するりと誰かが入ってきた。

それは数十年前に老衰で亡くなった、私の保護者代わりの爺猫。

自分と同じぐらいの体長で優雅に和服を着こなして、まるで人間。


私がビックリして、眼を白黒させていると、懐かしいブチ顔が眼を細めて、猫のときの面影を残したハスキーボイスで口を開いた。

「元気か?」と。

私→(´・ω・)「うん。元気だよ。」

猫→( ´ー`)「さよか。…まだ、お絵かきはしてるのか?」

(´・ω・)「うん。自分の絵を見て喜んでくれる人もいるんだよ。」

( ´ー`)「立派になったなあ。昔は夜のトイレのたびに寝てるワシを引き摺ってたのに。」

(´;;・ω・)「………。」

( ´ー`)「…それにしても、無理をしてるみたいだね。」


そういうと、爺猫さまは茶道のお茶立てと同じ様な調子で、着物の袖からデッカイ毛むくじゃらの手で、抹茶の粉入れ容器からハチミツを掬って、茶碗に入れて、茶釜に沸いてたミルクを放り込んで、それをカシャカシャと混ぜて、抹茶みたいに立てて。

それを茶道と同じように差し出してくれた。

甘くて滅茶苦茶美味しかった。


(´・ω・)「…そっち側は楽しい?」

( ´ー`)「それなりだ。…ヘビもネズミもスズメも追っかけまわせんが。」

(´・ω・)「へえ。意外と大変じゃ無さそうだね。」

( ´ー`)「まだまだ来ちゃいかんぞ。」

(´・ω・)「うん。」

( ´ー`)「○○は良い子だねえ。」

(´;ω;)「うん。」


この後、もう少し喋ってた気がしたけど、泣きじゃくりながら眼が覚めたらたった一時間しかたってなかったのに、憑き物が落ちたかのようにスッキリしてた。

台所に行って、爺猫さまが作った、ハチミツミルクを作って見たけど・・




爺猫さまの作ったほうが数万倍美味しかった。
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