【名奉行】大岡越前のホント 2010年10月24日11:00 フムフム・感心 コメント：4 Tweet

759 ：名無しさんの次レスにご期待下さい [sage] ：2010/10/20(水) 21:10:14 ID:Re8LsTxa0
>>743
違うよ
大岡忠相が実際に裁いたのは、三方一両損ではなく、白子屋お熊事件だよ
それ以外のいわゆる大岡政談は、中国やイスラムや聖書のお話の翻案
そもそも、江戸の町奉行は裁判官としてよりも、民政のハードな職務がある人間（現代で言うなら、都知事）で
あって、個別の裁判の案件なんていちいち細かくチェックしている余裕などない
裁判は、だいたい部下たちがとっくに判決を出していて、奉行はすでに決まっている判決文を読むだけだった


797 ：名無しさんの次レスにご期待下さい [sage] ：2010/10/21(木) 14:40:05 ID:Pnn+Gczt0
大岡忠相は、南町奉行の当時は、町人にはそんなに好かれていたわけでもなかった
彼が寺社奉行になったのは当時としては異例の出世だが、これはどうも、彼の経済政策がジャマだった
江戸の大商人たちが幕閣に手を回して、形の上では出世させて町奉行の職から追い出してもらった、
というのが真相らしい

当時、関東は金、関西は銀の経済圏で、金の価値が下がり、江戸の経済は上方に比べてガタガタ
そこで、元文元年（1736年）５月、南町奉行大岡忠相の責任で、貨幣が改鋳され、元文小判と元文丁銀
が発行された
金貨に対し銀貨の質を落として、銀レートの引き下げを狙ったのだが、これに反発した両替商たちが、
逆に銀を高騰させ、大岡の召集にもみんなで示し合わせて、代理人を派遣する
怒った大岡は、その代理人たちを投獄するという事件があった
大岡が寺社奉行を命じられたのが、その年の８月で、投獄されていた両替商の代理人たちは後任の
町奉行によって、その８月のうちに釈放されている

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